青年よ大志を抱くな

平成18年9月21日付け北海道新聞ひろさちやのほどほど人生論(いつも愛読しています)に載っていた

「青年よ大志を抱くな」について、これは有名なクラーク博士のことばです。ちょっと違うね。本当は

大志を抱けですよね。
《「青年よ大志を抱け!」その大志は金銭や利己的な出世のためであってはならず、また世人が名声と呼

ぶがごとき空しきものであってはならない。‥人間として当然備えていなければならぬものを達成するた

めに、大志を抱け》読者はどう思われますか?…

クラーク博士は金儲けのために対しを抱けとは言っていません。大勢の株主を騙し与党に献金することに

よつてしか発展できないのであればそんな企業は興す必要はありません。そんな企業の中で出世すること

も大志ではないのです。クラーク博士は政治家になれとも言っていないでしょう。人格・識見に富んだ政

治家は別です。でも、そんな人格者の政治家は現在の日本では少数です。大多数の政治家は、選挙に勝つ

ことと利権あさりばかりを考えています。そんな政治家であるのならむしろクラーク博士は、「青年よ、

政治家になるな…」と言いたいでしょう。博士が言いたかったことは、人格・識見にすぐれた人になれ!

であったはずです。                 
                 つづく