直葬


直葬とは、亡くなったところから、火葬場へ

直接運ばれ、火葬されてしまうことを言う。

最近は、2割が直葬なのだ。

理由は、それまでの、闘病生活で

疲弊してしまうためらしいです。

また、最近は、お坊さんも大変で

お坊さんの免許を貰っても就職できないらしい。

お寺も、檀家と呼ばれる顧客の囲い込みに必死

になっているのが現状らしい。

なんか、お坊さんドットコムみたいなサイトがあって

お寺に属さないお坊さんが、登録しており格安に

葬儀を行ってくれるらしい。まさに、ビジネスですね。

時代の流れを、ひしひしと感じますね。

しかし、私は、もともと、イベントである葬儀には

特別な意味は、ないと思っている。

深浦 加奈子さんという女優さんが

46才の若さで亡くなった。最初、顔がわからなかったので

ピント来なかったのですが、顔をネットで探し見た時

よく見ていた名脇役の、女優さんでした。

独身だったので、残ったものは、恵まれない人へとあったそうです。

役者仲間にも非常に、評判のよい方だったようです。

アフガンで殺された伊藤さん、現地でケシ畑をやめさせ、

普通の農作物で生計を立てさせるための、

農業指導していた伊藤さん、なぜ死ななければ

いけなかったのでしょうか?

おしい人達が、亡くなってしまう不条理を感じます。

その不条理を、感じるが故に、神はいませんと私は思うわけで

それを、よくキリスト教徒の方が言う、神の試練なんだなどとは、

決して思えないのです。

「神はは死んだ」と言った人がいましたね確か、ニーチエ。

しかし、仏は、普通の、人間一人一人の中に存在しますよ。

幸せの感じ方を、自分自身が決めて、苦から脱却することができる。

そうすることが、仏になる(悟り)ことなのです。

仏陀は、ゴーダマシッダールタだけではないんですよ。

私にとって、たとへば、私が、直葬になっても結構です。

死んだ時はただ原子・分子として、地に戻るだけなのですから。

直葬「上等」です。ビジネスに貢献する必要はありません。

 
地下に、お墓を作り、少しでも面積を増やして、檀家(得意先)を

増やす、経営努力するお寺さん。経営学を学んだ者としては分かるが

今回は、分りたくない。そもそも、托鉢して、早い話、物ごいして

生計を立てること、それが修行であり、それはずっと続けて行く

ものではないでしょうか?

僧侶として、一段高いところから、法話と称して偉そうに

話すことではあるまい。お経をたくさん覚えている。

経典等にも通暁している。そんなもの、くそくらえ!

またお値段の、高い戒名などいりません。俗名で結構です。