アメリカ雇用統計の日…ドルの一方的な上昇も両刃の刃


世界経済や米経済への不透明感が強まるなかで、

強すぎる雇用統計が出て

金利が急上昇する場合、

米株価の下落が誘発されかねない。

リスク回避のドル高の流れが強まれば、

ドル/円はいったんは125円をトライするかもしれない。

ただ、円高圧力も強まるため、上値は押さえられやすい。

この上、リスク回避の動きが前日同様、

債券市場にブーメランのように波及すれば、

株安が金利上昇の相殺要因になり得る。

金融市場でリスク回避ムードが強まれば、

円高圧力がドル高圧力を相殺し、

下値を模索する展開もあり得るだろう。 

逆にあまりに悪い内容だった場合、

米経済のファンダメンタルズは大丈夫なのかとの懸念が出て、

株安による円高圧力が強まるおそれもある。

もっとも、この場合、早期利上げへの懸念が高まらないだけに、

ネガティブインパクトが出にくいだろう。

本日、午後9時30分に分かります。