シンドラーのリストを読んで

久しぶりに長編の小説を、読んだ。前に映画では、見ている。スピルバーグ監督の中でも自分的には好き

な作品です。「シンドラーのリスト」は実話です。ナチ(ドイツヒットラー)のあの有名なユダヤ人虐殺

の話なのです。シンドラーはドイツ人です。彼はナチ党員であり、大酒のみで女癖が悪い人間だったらし

い。世間的にはいわゆる良い人とは言えない人だった。しかし、彼は時代の流れの中で押し流されない数

少ない人であった。自分には得にならない(ドイツ人的にはとんでもないこと)ユダヤ人を助けることに全

財産を注ぎ込んだ。彼は、金の力は知っていたが拝金主義者ではなかった。戦争のなかで普通にいられる

ことの難しさこれが重要だ。アウシュビツッのドイツ兵たちは、虐殺に慣れユダヤ人殺戮を普通の仕事の

ようにこなし、家に帰っては良い夫良い父でモーツアルトを聞きまるで普通の人の様だった。これが人間

なのだ。シンドラーのように本当の意味で普通の人間でありたい。