もしかしたら悟り?

生・老・病・死は人間にとって避けようもないどうしょうもないこと、この四苦は最初の一本の矢である

しかし、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦は第二の矢、これは人間にとって何とかなる、これは

抜くことができる。苦とは苦しみと言った意味ではなく、「思うがままにならない」ことで、その意味か

らして生・老・病・死は私たちにとって思うがままにならないことである。愛別離苦・怨憎会苦・求不得

苦・五蘊盛苦は自分が覚悟をすれば捨て去ることはできる。覚悟とはすなわち、悟りに目覚めることであ

る。しかし、覚悟だけでは駄目で実践が必要となる。この実践には八正道が使える。八正道はまともに生

きることである。だがこれが意外と難しい。とくに、現代においては、欲望を喚起するものがあふれかえ

っている。