俗にあらず 僧にあらず

 
無常は虚無ではない。
 
しかし、無常を考えれば考える程、虚無感を持つ人間の弱さ。
 
明るい日光の中、やさしい風を受ける時、「死んでもいいかな」と不意に思う。
 
人間であることに辟易している?
 
「生、老、病、死」 老 と 病 が 長くなり、仏陀の声もイエスの声も聞こえない。
 
欲望のまま生きていていいのかい?
 
死を覚悟することが、生きること。
 
人は皆死ぬ。共に生きるのではなく、共に死ぬことなんだよ。
 
ニルバァナ(涅槃)とはロウソクが静かに消える様(ようす)。
 
「死生観」という言葉は、英語にも中国語にも、韓国語にもないらしい。
 
「終活」なんて止めちまえ。死んだら「灰は灰に、塵は塵に」戻るだけだ。
 
死ぬときは、ロウソクが静かに消える様に逝きたいね。
 
なあ~んてな!