ゲノム編集とips細胞


 凄い時代が来た。山中伸弥教授も驚く。

動物中央研究所は、サルの一種コモンマーモセットを使って、

受精卵のゲノム編集で、免疫不全の子どもを誕生させていた。

病気の再現や薬の効き目の確認に使う。

これまでマウスしかなかったが、より人に近く、

人の細胞を移植しても拒絶反応が起こりにくいという。

 京都大iPS細胞研究所所長の山中伸弥氏は

「基礎研究を続けて25年になりますが、

これまで出会った一番画期的な技術です。

可能性ではiPS細胞も足元にも及ばない」という。

「20年前、ゲノム編集を学ぶためにアメリカにいったのですが、

ひとつの編集に1年かかりました。それもマウスしかできなかった」

5年くらい前に突然出て来たゲノム編集は、

どんな種類の動植物でもいける。

短時間で成功率が高い。「しかも簡単。

遺伝子工学の技術をもった人ならだれでもできます」

ここが凄いこと、意外と早く使えそう。