資本主義は成長が止まるのが本来の姿


GDPが600兆円へ、3本の矢とかは、ありえません。

資本主義は、成長が止まるのが本来の姿です。

この20年、成長しなかったのが本来の姿であると思います。

資本主義は、結局は、寡占から独占へと企業体は絞られて

行くのが道理です。

ある意味で、韓国経済は、その域に達しており

今の様な状況になっている。

そして、グローバル経済の中においては

その寡占から独占へと変わる中で、生き残った企業体が

おそらくは、他の国の経済を、食いつぶしていくのが資本主義という

化け物の正体です。残念ながら、日本国に

第二の「3丁目の夕日」はありません。

その上で、これからの日本人は、生きていくしかありません。

だからといって、それが不幸な生き方になるとも思いません。

カール・マルクスの考え方は間違ってはいません。

マルクスが、グローバル経済まで

考えていたかどうかはわかりませんが

間違いなく、企業が、寡占から独占へと変わる

方向性・法則はマルクスの考えていた通りです。

ちょつと先の未来には、

次から次へと、開発途上国を飲み込みながら

寡占から独占へと生き残った

グローバル企業体が、世界の資本の独占をしていきます。

グローバル資本主義経済には、意味があります。

それはもうそこに国境が無く、独占禁止法も無意味となり

国レベルでは、もう決して解決できないと言うことです。

究極の独占が、グローバル経済に起こった時

実は、市場経済原理において、最も重要な

競争の原理もなくなります。

そして、供給はあるが需要が無くなる

資本主義のパラドックスへと道は続く。

「僕の前に道はなく、僕の後ろのみに道はある」となる。